資源消費が一定以上増えると、幸福度は下がるらしい。

2025年6月14日にネイチャーに出た論文。幸せとは何か。
keene 2025.06.25
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会計のプレゼンが来週火曜にありますので、急ピッチでプレゼン準備を進めています。Geminiが資料も原稿も作ってくれるのはいいですが、本当に脳を使っていないなぁと危機感を覚えています。せめて、原稿を見ずにプレゼンをするという縛りをかけることで、脳に負荷を掛けていきたいです。

さて今回は「Societal well-being and resource use」という論文です (Soytas & Sari, 2025)。資源を自由に利用できるほど幸せになるような気がしますが、実際この「幸福の階段」は、複雑なS字カーブを描くんだよと言っております。

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続きは、4981文字あります。
  • 「ヘドニック幸福」と「ユーダイモニック幸福」
  • 資源利用と幸福の「S字カーブ」
  • S字カーブの具体的な検証
  • 「縮小と収斂」の経済
  • 「縮小と収斂」の政策
  • まとめ

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